ライドを取り巻く環境
ビジネスにおける我々を取り巻く環境は刻一刻と変化しています。また、その変化に対応できない企業は淘汰されていくしかありません。
近年、Amazon、Uberなどの海外デジタルディスラプターの台頭が著しく、日本の大企業もビジネスに新たな価値を創造するべく、デジタル技術を活用したDX戦略に乗り出しました。中小企業にもその波は押し寄せてきており、価格・サービスのクオリティだけではなく、新たな価値の創造にデジタル技術が不可欠になっています。一方で、デジタル技術の専門家がいない中小企業にとって大きな変革を求められるデジタル技術の活用は困難を極めています。
ライドが考えるDX
当社は2004年の設立からホスティングサービスを中心に様々なクラウドサービスをお客様にご提供し、お客様と共に成長を続けてきました。デジタル技術を活用し、当社の持つデータとクラウドサービスを組み合わせ、お客様のビジネスが競争優位となれるよう支援していきます。
ライドのDX推進は、グループ会社の企業理念である「創造」「感謝」「挑戦」を基本に、お客様と共に変化の波を越えていく企業を目指します。
ライドのDX戦略
ライドでは、お客様のDXを支援するために以下の取り組みをしています。
- Teamsなどのチャットツールを活用し、グループ内での情報共有を迅速かつ正確に行っています。
- ZoomなどのWeb会議システムを、グループ内の会議やお客様サポートに積極的に活用しており、移動などにかかる時間の削減を進めています。
- 資格取得支援や社内研修を実施し、デジタル技術の知識を習得しています。
- デジタル技術活用により、全グループ内で顧客管理システムを構築しています。この顧客管理システムの情報をグループ内で共有することで、効率的に営業活動とお客様サポートを実施可能にしています。営業活動情報とサポート情報を蓄積し、お客様のニーズに迅速に対応できます。
- 近年では、生成AIやRPAを活用し、顧客サポートだけでなく社内業務の効率化を進めています。
ライドのDX戦略を支える体制
ライドのDX戦略は、社内のDX推進メンバーを中心に展開されています。この戦略では、経営陣との定期的なコミュニケーションが重要視され、社内情報システムの現状や問題点を共有し、管理するための報告会議が定期的に行われています。これにより、今後の取り組みや方針の修正が適切に実施されています。
さらに、お客様のサポート情報などを集約・蓄積し、それらをグループ内で共有することで、社内の研修や打合せなどに活用されています。これにより、社内全体で顧客満足度を向上させる体制が整えられています。
デジタル技術活用環境の整備
デジタル技術を活用し、競争力を維持・向上させるためには、社内環境の整備が不可欠です。当社では、これまで基幹システムに蓄積された顧客管理情報やサポート情報などのデータを活用し、他社との差別化を図ってきました。しかし、時間の経過とともにシステムはレガシー化しており、近年は社内システムの刷新を計画しています。2024年度の運用開始を目指し、プロジェクトを進行中です。
人材面では、RPAの導入により基幹システムへの手作業で行っていた入力作業や契約の管理を自動化し、人的リソースを効率的に活用しています。これにより、ヒューマンエラーの低減や業務効率の向上を図っています。また、チャットボットを活用した顧客対応も導入し、対応品質の均一化を図っています。
さらに、統一されていなかったコミュニケーションツールのプラットフォームを統一し、無駄のない迅速な情報伝達を目指しています。
デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためには、毎年予算を割り当て、外部研修やコンサルティングを通じてAI活用の助言を受けています。これらの取り組みにより、組織全体のデジタル化を促進し、競争力を維持・向上させることを目指しています。
ライドが目指すDX推進指標
ライドがDXを推進するにあたり、取り組みの指標を設定します。
- 全社員において、デジタル技術を活用することに関連する資格保有率100%を目指します。
- チャットツールである「Microsoft Teams」の利用率100%を維持します。
- 取引先、全グループ会社との打合せにて「Web会議ツール Zoom」の活用比率70%を目指します。
- ペーパーレス化による印刷枚数80%削減を目指します。